臨戦態勢は整っている。
ダノングラシアスは、角馬場で調整。キビキビとした脚さばきで、適度に落ち着いた姿が印象的だ。吉田助手は「今のところ思った通りに来ているし、うまく調整できていますからね。このままの状態を保ってくれたら十分」と話した。
枠は8枠(17)番に決定した。「いいんじゃないですか。1〜3枠は嫌だった。のびのびと走らせたかったし、内よりはいい」と満面の笑み。3枠(3)番の2走前のりんどう賞、1枠(1)番だった前走のファンタジーSはともに2着。いずれも完全燃焼したとは言えない内容だっただけに、条件変わりを歓迎した。
矢作厩舎は52勝(先週終了時点)で全国リーディング首位。ただ、今年のJRA重賞は未勝利。「全国リーディングトップが重賞未勝利では格好悪いですから」とタイトル獲得に意欲を見せる。
初のマイル戦となるが「距離は大丈夫だと思う。ゲートの不安もないですし、1戦ごとにしっかりしてきていますから」と力強く言い切る。阪神JF発走の約1時間後、僚馬の
グランプリボスが、香港マイルでラストランを迎える。同日の国内外GI制覇の快挙へ。まずは日本から吉報を届ける。