牝馬クラシック戦線に新星誕生。京都10R・エルフィンS(芝1600m)を制したのはディープインパクト産駒の1番人気
クルミナル(栗東・須貝)。07年
ウオッカ、09年
レッドディザイア、11年
マルセリーナなど数々の名馬が制した出世レースを、目の覚めるような瞬発力を発揮して制した。ゆったりとレースが流れるなか、道中は中団馬群での競馬。直線に向いて池添の右ステッキ入ると、他馬とは次元の違う加速力を発揮。上がり3F33秒5の末脚で突き抜けた。追い込んだ7番人気の
ナガラフラワーが2馬身差の2着、さらに2馬身差の3着には5番人気の
ジルダが入った。
池添は「道中は両サイドから挟まれてきつい位置取りになったが、最後はいい切れ味を見せてくれた。本当に楽しみ」と絶賛。須貝師も「これほどとはね。桜花賞(4月12日・阪神、芝1600m)への登竜門のレースを勝ち、賞金も加算できた。今後は馬の様子を見ながら決めたい」と前を見据えた。