新馬戦を圧勝。その勝ちっぷりから阪神JFでも1番人気に推されたロカだったが、スタートで痛恨の出遅れ。道中でも引っ掛かり8着がやっとだった。今野師は「前走は経験の差が出た感じですね」とキャリアの浅さを敗因に挙げた。1週前追い切りは、和田を背に栗東CWで6F86秒1-12秒5(馬なり)をマーク。折り合い重視の内容だったが、動き、気配は良好で体の緩みもない。「中間はカイバをしっかり食べているし、ゲート練習もうまくこなせている。すこぶる順調ですよ」と師は出来に太鼓判を押す。「いろいろと課題はあるが、ここをクリアできれば先々が楽しみになります」と力が入っていた。
阪神JFは13着に終わった
ダノングラシアス。デビュー以来、7F戦で(1)(2)(2)着と好走を続けてきたが、マイル戦では折り合いを欠き大敗を喫した。巻き返しに向けた1週前追い切りは、岩田を背に栗東坂路で4F52秒1-14秒0(馬なり)。攻め駆けするとはいえ、フットワークは実に力強かった。矢作師は「(1週前は)併せた相手が動かなかった分、しまいを要してしまったが、全体時計は4F52秒1。悪くはないだろう」と納得の表情。「今回もマイルなので道中の折り合いが鍵になる。当週はそのあたりを重視して調教していく」と名トレーナーは万全の策を講じる構えだ。