レディスプレリュードから、JBCレディスクラシックに向かう予定のトロワボヌール(撮影:佐々木祥恵)
7月1日(水)に川崎競馬場で行われた牝馬の交流重賞、スパー
キングレディーC(JpnIII)で、ディフェンディングチャンピオンの
サウンドガガ(牝6)や、昨年のJBCレディスクラシック(JpnI・2着)以来、対戦するたびに先着を許してきた
サンビスタ(牝6)を破り、
トロワボヌール(牝5・美浦・畠山吉宏)が交流重賞2勝目を挙げた。管理する畠山吉宏調教師に、レース回顧や今後の予定を聞いた。
「
サウンドガガを
サンビスタと追いかけるような形で、途中からは3頭の競馬になりましたね。2走前の浦和のさきたま杯(JpnII・2着)で、交流重賞の常連相手に1400mの忙しい競馬をさせている分、ある程度の位置取りで流れに乗った競馬ができたのだと思います。さきたま杯の後は在厩で調整してきましたが、反動もなく良い状態でレースに臨めたのも良かったですね。
戸崎騎手もコースを知り尽くしていますから、卒なく乗ってくれました。
サンビスタやGI馬の
メイショウマンボより斤量が2キロ軽いというのもありましたが、この2頭以外にも昨年の覇者の
サウンドガガもいましたし、強い内容だったと思います。気性面では、以前より落ち着きが出てレース前の消耗も少なくなってきました。そのあたりに成長して大人になってきたことが窺えます。
賞金加算ができなかったら8月13日(木)のブリーダーズゴールドC(JpnIII・門別)に向かう予定もあったのですが、幸い勝つことができましたので、2か月ほど放牧する予定です。山元トレセンには先週の土曜日(7/4)に放牧に出ました。秋は10月1日(木)に大井競馬場で行われるレディスプレリュード(JpnII)から11月3日(火)のJBCレディスクラシック(JpnI・大井)に向かう予定なので、9月前半の帰厩になると思います」(取材・写真:佐々木祥恵)