現地時間2日、仏・ロンシャン競馬場で行われたマルセルブサック賞(2歳牝、仏G1・芝1600m)は、1番人気に支持されたランプルスティルトスキン Rumplestiltskin(牝2、愛・A.オブライエン厩舎)がゴール前で6番人気クワイエットロイヤル Quiet Royalを1馬身交わしてG1連勝を決めた。勝ちタイムは1分37秒30(稍重)。さらに1.1/2馬身差の3着にはシンガリの15番人気デヴェロン Deveronが入った。
勝ったランプルスティルトスキンは、父デインヒル、母Monevassia(その父Mr. Prospector)という血統の愛国産馬で、祖母に87・88年BCマイル(米G1)連覇などG1・10勝を挙げた名牝ミエスク Miesque、伯父には93年ムーランドロンシャン賞(仏G1)に優勝したキングマンボ Kingmambo、伯母に94年仏1000ギニー、仏オークス(共に仏G1)を制したイーストオブザムーン East of the Moonがいる良血馬。デビュー2連勝で迎えたアルバニーS(英G3)では3着に敗れたが、その後のデビュータントS(愛G2)で重賞初制覇。前走のモイグレアスタッドS(愛G1)ではクビ差を制してG1初制覇を成し遂げていた。通算成績6戦5勝(G1・2勝、重賞3勝)。