セントライト記念の覇者
キタサンブラックは、栗東CWで
キタサンミサイル(2歳未勝利)と併せ馬。僚馬を5馬身追走し、馬なりの手応えで6F85秒2-38秒1-12秒1をマーク。ラスト1Fで馬体が重なると、頭1つリードを保ったままゴール板を通過した。
騎乗した黒岩(レースは北村宏)が「一度使ってハミの取り方が良くなった。前回が7点なら、今回は9点以上」と動きを絶賛すれば、見守った清水久師も「言うことなしですね」と納得の表情。菊獲りへ、やれることは全てやり切った。北村宏は1週前追い切りに騎乗し「よく動けていた」と出来の良さを確認済みだ。
オーナーは大御所歌手の北島三郎(馬主名義は大野商事)。悲願のGI制覇がかなえば“凱歌”をあげることを宣言している。「いろいろと騒がれていますが、僕もぜひ歌ってほしいです」とトレーナー。最後の1冠で“大トリ”を飾るか。
シャープに伸びた。
ベルーフの最終リハは新コンビの浜中を背に、栗東CWで
タップザット(3歳1600万下)との併せ馬。1馬身半追走して、直線では内に進路を取る。4F53秒2-39秒0、ラスト1F11秒8と弾むような末脚を披露し、きっちりと併入した。池江師は「良かったですね。普通は夏から使いだした馬は上積みはないんですが、ありますね。体も動きもいい」と好感触だった。