6日、東京競馬場で行われた3R・2歳未勝利(芝2000m)は、武幸四郎騎手騎乗の3番人気ネヴァブション(牡2、美浦・伊藤正徳厩舎)が、後方追走から徐々に進出し、直線で先に抜け出した2番人気エルハーベンハイトを1.1/2馬身差し切って完勝した。勝ちタイムは2分05秒5(良)。同馬は、父マーベラスサンデー、母パールネツクレース(その父Mill Reef)という血統。10月に中山競馬場でデビュー。初戦(中山・芝1600m)は10着に敗れるも、2戦目(東京・芝2000m)で3着と確実に良化を遂げ、3戦目での初勝利となった。通算成績3戦1勝。マーベラスサンデー産駒は、JRA現2歳世代でグレートキャンドル(牝2、栗東・昆貢厩舎)に続く2頭目の勝ち上がりとなった。
東京1R・2歳未勝利(ダート1600m)は、柴山雄一騎手騎乗の3番人気スズカイエロー(牡2、美浦・伊藤圭三厩舎)が2番手追走から直線半ばで抜け出し、大外から追い込んだ4番人気グランレーヴに1.1/4馬身の差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分41秒9(良)。同馬は父スキャターザゴールド、母は92年4歳牝馬特別・西(GII)2着のイエローブルーム(その父パークリージェント)という血統。半姉に02年フェアリーS(GIII)を制したホワイトカーニバル(父ミシル)がいる。デビュー戦(函館・芝1200m)は2着に好走。続く2戦は1番人気に推されたが6、5着に敗れていた。通算成績4戦1勝。スキャターザゴールド産駒は、JRA2歳世代では初の勝ち上がりとなった。
福島1R・2歳未勝利(芝1200m)は、津村明秀騎手騎乗の3番人気ダンツバクシンオー(牡2、美浦・伊藤伸一厩舎)が、スタート直後から果敢に先行し、直線で中団から脚を伸ばした9番人気ミヤギシンザンに1.1/4馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分10秒5(良)。圧倒的1番人気(単勝130円)に推されたディープパートナーは、直線伸び切れず6着に終わった。同馬は、父サクラバクシンオー、母アオイパレー(その父タケシバオー)という血統。半兄に98年グランシャリオC(交流GIII)を3着と好走したロンガーワンダー(牡10、岩手・城地藤男厩舎、父ラシアンボンド)がいる。04年セレクションセールにおいて1060万円で落札されていた。10月に東京競馬場で迎えたデビュー戦(東京・ダート1300m)は、1番人気に推されるも14着と大敗。今回が初の芝レースとなったが、2戦目で初勝利を飾った。通算成績2戦1勝。サクラバクシンオー産駒は、JRA現2歳世代で14頭目の勝ち上がりとなった。