9日、川崎競馬場で行われたローレル賞(2歳牝、南関東G3・ダート1600m)は、内田博幸騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝130円)ダガーズアラベスク(牝2、船橋・川島正行厩舎)が好位追走から直線で後続を突き放し、中団から進出してきた6番人気アーペレーヌに7馬身差をつけて圧勝した。勝ちタイムは1分41秒8(稍重)。さらに3/4馬身離れた3着には10番人気ディライトパールが入った。
勝ったダガーズアラベスクは、父ジェイドロバリー、母クィーンズダガー(父Rahy)という血統の首国産馬。叔父に02年中山金杯(GIII)3着のゴーステディ(父トニービン)、従弟には8月に行われた札幌2歳S(GIII)を制したアドマイヤムーン(父エンドスウィープ)がいる。牝系はヒシアマゾン(父Theatrical、エリザベス女王杯-GI)、ヒシピナクル(父Theatrical、ローズS-GII)、ヒシナイル(父A.P.Indy、フェアリーS-GIII)などと同じ一族となる。8月に船橋競馬場で迎えたデビュー戦(ダート1000m)は2着に敗れるも、2戦目(船橋・ダート1500m)を10馬身差で圧勝し初勝利。続くなでしこ賞(川崎・ダート1500m)も制し、2連勝で臨んでいた。この勝利で重賞初制覇、通算成績を4戦3勝とした。