27日、佐賀競馬場で行われた九州ジュニアチャンピオン(2歳、ダート1750m・1着賞金250万円)は、安東章騎手騎乗の9番人気ナセ(牡2、佐賀・東美義厩舎)が好スタートから先手を奪うと、3番手追走の8番人気ゴールドクラップに1馬身の差をつけて逃げ切った。勝ちタイムは2分00秒1(良)。さらに1馬身差の3着には2番人気アキノチャレンジが入った。
勝ったナセは、父サイレントハンター、母タマノセイフウ(その父アズマイースト)という血統。伯母には03年ル・プランタン賞、九州ダービー栄城賞(ともに佐賀重賞)を制したザペキンハートがいる。05年6月のデビュー戦(佐賀・ダート900m)は3着に敗れるも、続く2戦目(佐賀・ダート900m)を逃げ切り初勝利。8月には小倉競馬場で行われたひまわり賞(2歳OP、芝1200m)のJRAレースに挑戦するも7着に敗れていた。地元に戻って迎えた前走(佐賀・ダート1400m)4着からここに臨んでいた。また、今回の勝利で新種牡馬サイレントハンター産駒は重賞初制覇。現2歳世代が初年度産駒で、初勝利もこの馬が挙げている。通算成績7戦2勝(JRA1戦0勝)。