6日、94年NHK杯(GII)などJRAで重賞4勝を挙げたナリタブライアンの同期生ナムラコクオー(牡14、高知・田中守厩舎)が、現役を引退することになった。今後は土佐黒潮牧場で第2の人生を送る予定。
ナムラコクオーは、父キンググローリアス、母ケイジョイナー(その父サドンソー)という血統。93年9月に栗東・野村彰彦厩舎からデビューし3戦目で初勝利。同年ラジオたんぱ杯3歳S(GIII)、94年シンザン記念(GIII)、NHK杯(GII)と重賞を制し、日本ダービー(GI)では、後の3冠馬ナリタブライアンに次ぐ2番人気に支持された(6着)。その後は1年9ヶ月の休養を余儀なくされたが、復帰3戦目の96年プロキオンS(GIII)を制し重賞4勝目を挙げた。そのレースを最後に高知競馬に移籍。99年黒潮スプリンターズC、03年建依別賞(共に高知・ダート1400m)の2重賞を含む21勝を地方競馬で挙げ、息の長い活躍を続けた。03年9月27日が現役最後のレース。通算成績47戦27勝(JRA14戦6勝)。
なお、同馬の引退式は来年に行う予定となっている。