17日、中山競馬場で行われた6R・2歳新馬(芝1200m)は、北村宏司騎手騎乗の7番人気ロランラムール(牝2、美浦・坂本勝美厩舎)が好位追走から直線外を伸び、先に抜け出した4番人気キストゥヘヴンを1馬身交わして優勝した。勝ちタイムは1分10秒5(良)。圧倒的1番人気(単勝130円)に推されたプレミアムボックスは、さらに1.1/4馬身差の3着に敗れた。
勝ったロランラムールは、父は新種牡馬ムタファーウエク、母オーミスズラン(その父ウインドストース)という血統。半兄にJRA・4勝のマイネルチャージ(父オジジアン)がいる。ムタファーウエク産駒は、JRA現2歳世代ではマイネトップレディ(牝2、美浦・郷原洋行厩舎)に続く2頭目の勝ち上がりとなった。
中山5R・2歳新馬(ダート1800m)は、勝浦正樹騎手騎乗の2番人気メジロパーシバル(牡2、美浦・尾形充弘厩舎)が中団追走から直線外に持ち出すと、内から脚を伸ばした1番人気ショウナンサザンに2馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分57秒9(良)。さらに1.1/2馬身差の3着に3番人気ウインドストームが入った。
勝ったメジロパーシバルは、父アフリート、母がJRA通算5勝のメジロエバート(その父モガミ)という血統。牝系は82年天皇賞・春を制したメジロティターンや91年宝塚記念(GI)勝ち馬のメジロライアン、88年日経賞、目黒記念(共にGII)を制したメジロフルマーなどと同じ一族となる。