ディープ産駒アキヒロ デビュー2戦目で仏重賞に初参戦

2016年09月05日 11:05

 11日にマカヒキ(牡3)の欧州初戦となるGIIニエル賞が行われるシャンティイ競馬場で、8日に行われる開催にも、出走を予定している日本産のディープインパクト産駒がいる。

 8月9日にドーヴィルのメイドン(芝1500m)でデビュー勝ちを果たしたアキヒロ(牡2)が、この日の第4競走に組まれたGIIIシェーネ賞(芝1600m)で、デビュー2戦目にして重賞初参戦を果たすのだ。

 アキヒロは、GI・14勝の名牝ゴールディコーヴァや、昨年の欧州マイル王者ソロウらのオーナーブリーダーとして知られるヴェルトハイマー兄弟の自家生産馬。

 サンクルーのLRシャルルラフィット賞(芝2000m)を制している他、重賞入着実績のある牝馬バーマを日本へ送り、14年2月21日にノーザンファームで生まれたのがアキヒロである。

 同年12月に日本を離れ、米国経由で仏国に渡った同馬は、仏国の名門アンドレ・ファーブル厩舎に入厩して8月9日にデビュー。後方待機から直線で追い上げ2着で入線後、1着入線馬がアキヒロの進路を妨害したとして降着となり、アキヒロの繰り上がり優勝となった。

 近年の勝ち馬に、ダラカニ、バゴといった、後の凱旋門賞勝ち馬の名前もあるのがシェーネ賞だ。

 8月20日にドーヴィルで行われた準重賞(芝1600m)を3馬身差で制したハイアルファ(牡2、父フュイセ)、8月23日にドーヴィルのメイドン(芝1600m)を6馬身差で制したナショナルディフェンス(牡2、父インヴィンシブルスピリット)らを相手に、アキヒロがどんな競馬を見せるかに衆目が集まっている。

(文:合田直弘)

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