12日、11日に行われたダート競走格付け委員会で、05年度のダート
グレード競走最優秀馬に
カネヒキリ(牡3、栗東・角居勝彦厩舎)が選定された。3歳馬では02年のゴールドアリュール以来の受賞となった。
カネヒキリは父フジキセキ、母ライフアウトゼア(その父Deputy Minister)という血統。デビューした04年は2戦し、いずれも芝のレースで敗れていた。05年にダート転向後は無類の強さを見せつけ、ジャパンダートダービー、ダービー
グランプリ(ともに交流GI)を圧倒的な強さで優勝。武蔵野S(GIII)でダート戦初黒星を喫したが、ジャパンCダート(GI)では国内外の強豪を抑え、レコードタイムで優勝した。通算成績11戦7勝(うち地方2戦2勝、重賞4勝)。
陣営はドバイワールドC(首G1)参戦を明言しており、06年は世界の頂点を狙うことになる。