03年の函館2歳S(GIII)の勝ち馬、
フィーユドゥレーヴ(牝5、栗東・山内研二厩舎)が、28日付けで競走馬登録を抹消し、現役を引退することがわかった。今後は、新冠町の高瀬牧場で繁殖生活に入る予定。
フィーユドゥレーヴは、父サンデーサイレンス、母は98年
マーメイドS、朝日チャレンジC(共にGIII)を勝った
ランフォザドリーム(その父リアルシャダイ)という血統。同馬は初仔で、血統の発展を期待され「夢を受け継ぐ愛娘」という意味の名前が付けられた。
03年のデビュー戦で勝利。続く函館2歳Sを接戦の末に制したことで、母娘3代重賞制覇を達成した。休み明けのファンタジーS(GIII)で5着、阪神ジュベナイルF(GI)では2番人気に推されたが12着と敗れている。04年は初戦のフィリーズレビュー(GII)で3着と好走したが、桜花賞、秋華賞(共にGI)では13、17着と敗退。05年からは自己条件で掲示板に顔を出すものの勝ち切れず、06年帆柱山特別(1000万下)7着が最後のレースとなった。通算成績19戦2勝(重賞1勝)。