現地時間24日、シンガポール・クランジ競馬場で行われたコミティーズプライズ(星G3)で、ダイヤモンドダスト(セン5)が優勝。同馬を管理する高岡秀行調教師は、03年にシンガポールで開業以来、初の重賞制覇を達成した。日本人調教師、日本産馬のシンガポール重賞制覇は史上初の快挙となる。
勝ったダイヤモンドダストは、父ライブリーワン、母シンコウグレース(その父サクラユタカオー)という血統。伯父にダービー卿チャレンジT(GIII)連覇など重賞4勝を挙げたウインドストースがいる。04年5月にシンガポールでデビューし、これまで重賞2着が3回あった。通算成績19戦5勝(重賞1勝)。
高岡調教師は、79年にホッカイドウ競馬で騎手としてデビュー。通算524勝を挙げ、92年に現役を引退。93年から調教師に転身し、タキノスペシャルで99年北海道3歳優駿(交流GIII)を制するなど355勝を挙げ、03年1月からシンガポールで厩舎を開業していた。