ついにオルフェーヴル産駒がデビュー 第1号は父に負けない“怪獣配合”

2017年06月21日 20:00

現役引退から3年半、ついにオルフェーヴルの産駒がデビュー(撮影:下野雄規)

 11年の牡馬クラシック三冠、凱旋門賞2年連続2着、ラストランの有馬記念を8馬身差圧勝など、数々の金字塔を打ち立てた「金色の暴君」オルフェーヴルの初年度産駒が今週土曜の東京5R(芝1600m)でデビューする。

 デビュー第1号はモカチョウサン(牝2、美浦・中舘英二厩舎)。注目するべきはその血統で、07年の毎日王冠を8番人気で制したチョウサンを叔父に持ち(母プジュリがチョウサンの全妹)、2代父のステイゴールドと母母父サッカーボーイが甥-叔父の関係。また、ステイゴールドと母父ダンスインザダークの父がそれぞれサンデーサイレンスなのである。

 これだけでは終わらない。ステイゴールドの叔母にしてサッカーボーイの母であるダイナサッシュがノーザンテーストの産駒であり、オルフェーヴルも母系にノーザンテーストを持っていることから、こちらにもインブリード(※近親交配のこと)が発生。

 これにより、モカチョウサンは【サッカーボーイ=ゴールデンサッシュの3×3】【サンデーサイレンスの3×3】【ノーザンテーストの5×4×5】という非常に密度の濃いインブリードを持っていることになる。

 登場する馬名が気性が荒いことで知られた馬ばかりの、まさに”怪獣配合”。果たしてどのようなレースを見せるのか、新馬戦の動向に要注目だ。

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