現地時間15日、アイルランドのカラ競馬場で行われた愛オークス(G1、3歳牝馬、芝2400m)は、2番手でレースを進めたL.デットーリ騎手騎乗のイネーブル(牝3、英・J.ゴスデン)が直線に入って先頭に立つとそのまま後続を突き放し、2着のレインゴッデスに5馬身半の差をつけ圧勝した。3着はエズィーラ。勝ちタイムは2:32.13。
イネーブルはアブドゥーラ殿下所有、父は同じくゴスデン厩舎所属で2011年のキングジョージを制したナサニエル。昨年11月にデビューし、3戦のキャリアで挑んだ今年の英オークスを5馬身差で圧勝、続くこのレースでも圧勝と、印象的なパフォーマンスを続けている。通算成績は5戦4勝。英愛オークス制覇は日本でもお馴染みのスノーフェアリー以来7年ぶり。
この勝利によりイネーブルは欧州の各種ブックメーカーで、今年の凱旋門賞の2番人気にまで評価を上げている。1番人気は今年まだ出走がないG1・3勝馬アルマンゾル。日本のサトノダイヤモンドは4〜5番人気前後の評価となっている。