11日、中山競馬場で行われたアネモネS(3歳牝OP・1600m)は、柴田善臣騎手騎乗の1番人気アサヒライジング(牝3、美浦・古賀慎明厩舎)がスタートから先頭に立ち、6番人気グレイスティアラに2馬身差をつけ逃げ切った。勝ちタイムは1分35秒1(良)。さらに1.1/2馬身差の3着には2番人気のラピッドオレンジが入った。上位2頭には桜花賞への優先出走権が与えられる。なお、同馬を管理する古賀慎明調教師は、これがJRA初勝利となった。
勝ったアサヒライジングは、父ロイヤルタッチ、母アサヒマーキュリー(その父ミナガワマンナ)という血統。伯父に93年アルゼンチン共和国杯(GII)で3着のアサヒジュピター(父ミナガワマンナ)がいる。同馬は、2戦目で初勝利を挙げ、その後、サフラン賞(3歳500万下、芝1400m)を勝ち、前走のクイーンS(GIII)では2着と好走していた。通算成績7戦3勝。