モーリスの全弟、ルーカスがモレイラ騎手でデビュー/関東馬メイクデビュー情報

2017年08月14日 18:00

ルーカスはGI馬の兄と似ており、良血馬らしい雰囲気がある(撮影:竹之内元)

 先週のメイクデビューはバウンスシャッセ(愛知杯など重賞3勝)の半弟フラットレーが楽々快勝、ルヴァンスレーヴが7馬身差で圧勝するなど先々が楽しみな馬が出てきたが、今週も活躍馬の兄弟など期待できそうな馬が出走する。

◆ルーカス(牡、父スクリーンヒーロー、母メジロフランシス、美浦・堀宣行厩舎)

 昨年の天皇賞・秋や香港カップなど日本と香港でGI6勝の輝かしい実績を残したモーリスの全弟。ゲート試験に合格後はノーザンファームしがらきで乗り込み、7月15日に再入厩。21日に函館競馬場へ移動した。先週の8月10日には芝コースで追い切られ、ネオリアリズムとの併せ馬で5F64秒台の時計をマーク。まだ気性的に若い面もあるようだが、チークピーシーズを着用するなど色々と工夫しながら態勢を整えてきた。「顔立ちなど見た目は兄と似ている感じ。大きなフットワークで走るし、良血馬らしい雰囲気があります」と厩舎サイド。8月20日、札幌の芝1800mをJ・モレイラ騎手で予定している。

◆ミカリーニョ(牝、父ハーツクライ、母ミスエーニョ、美浦・木村哲也厩舎)

 昨年のファンタジーSを制したミスエルテの異父妹。ゲート試験に合格後はノーザンファーム早来で調整され、7月28日に再入厩した。気持ちが入り過ぎないように意識した調教メニューで乗り込まれている。当初は1800mを予定していたが、気性面を考慮して1500mでのデビューに切り替えた。「スイッチの入り方が凄いし、張り切って走る子。いいモノを持っていることは確かだし、大事に育てていきたいですね」と木村哲也調教師。8月19日、札幌の芝1500mをC・ルメール騎手で予定している。

◆ゴーフォザサミット(牡、父ハーツクライ、母ラグジャリー、美浦・藤沢和雄厩舎)

 2012年の大阪杯を制したショウナンマイティの異父弟。一昨年のセレクトセールに上場され、4644万円(税込)で取り引きされた。「この先、まだまだ良くなってきそうな雰囲気。将来性がありそうだし、走ってくると思います」と厩舎サイド。8月20日、札幌の芝1800mを蛯名正義騎手で予定している。

◆デルニエリアリテ(牝、父ゼンノロブロイ、母トキオリアリティー、美浦・栗田徹厩舎)

 2011年の安田記念を制したリアルインパクト、今春に香港のQEII世Cを制したネオリアリズムの異父妹。「馬格は500kg近くある。スピードとパワーを兼ね備えているし、コース追いでも力まずに走れているのはいい。血統的にも楽しみ」と栗田徹調教師。8月20日、新潟の芝1600m(牝馬)を戸崎圭太騎手で予定している。

◆ノチェブランカ(牝、父ディープインパクト、母ナイトマジック、美浦・国枝栄厩舎)

 全兄姉にフォイヤーヴェルク(現2勝)、アルミレーナ(現2勝)がいる。ゲート試験に合格後はノーザンファーム天栄で調整され、7月27日に再入厩。夏の新潟デビューに向け、しっかりと乗り込まれてきた。「1週前(8月9日)の追い切りは楽な感じで動けていたし、ひと追い毎に良くなってきた。いい雰囲気だし、コンディションは整っている」と佐藤調教助手。8月20日、新潟の芝1600m(牝馬)を内田博幸騎手で予定している。

(取材・写真:竹之内元)

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