新潟芝は「定石通りに狙いは時計勝負に対応できる馬」
毎週欠かさず馬場に関する情報を収集し、自身の予想に反映させるというスポーツニッポンの“万哲”こと小田哲也記者が、“予想に役立つ馬場情報”をコンセプトに、重賞が開催されるコースについて、当週の降水量・前日のレース結果等を踏まえた主観的意見から、よりライブな馬場状態を解説する。
【新潟2歳S(新潟芝の傾向)】
土曜は重で始まり、午前10時49分に稍重にワンランク回復。土曜未明までの雨の影響もあり、結局は最終12Rまで稍重で施行した。
最終12Rの古馬500万下を逃げ切ったワイナルダムが1分8秒7。時計レベルはほぼ良馬場で、内回り使用のレースに限れば、ラチ沿いを通っても粘りは利く。ただ、新潟2歳Sは外回り使用。土曜で最後の外回り使用となった6Rは1着サルダーナが4角8番手、2着ヘヴントゥナイトが同10番手から、完全な差し競馬。連続開催5週目で、継続してのAコース使用。先週までと違い、徐々に馬場の中〜外を選択する馬が多くなってきた。内ラチ沿いを粘り込むのは力がいる。
日曜は天候も良く、良馬場に回復するのは確実。新潟2歳S自体、13年ハープスター、14年ミュゼスルタンに代表されるように、ペースに関係なく「外差しタイプ」が強い。優勝推定タイムは例年通りに1分34秒台前半。時計勝負に対応できる馬を定石通りに狙いたい。