「凱旋門賞・仏G1」(1日、
シャンティイ)
またしても欧州の高い壁に阻まれた。G1・2勝の看板を引っ提げて挑んだ
サトノダイヤモンド。日本国内発売の単勝オッズでは2番人気の支持を受けたが、昨年14着に敗れたダービー馬
マカヒキのラ
イバルも、同じ
シャンティイ競馬場で見せ場なく散った。
前哨戦のフォワ賞で4着。評価が急落したなかでも、陣営は必死に巻き返しへ策を練った。西のトップトレーナー・池江泰寿調教師が
プライドを懸け、再び磨き上げたダイヤモンド。だがフランスの地で本来の輝きを放つことなく終戦した。
生を授かった時からノーザン
ファームで最上級の評価を得ていたダイヤモンドに、「オーラが違っていた」と里見治オーナーはセレクトセールの当歳セリで2億3000万円(税抜き)をつぎ込んだ。自身にとって初の凱旋門賞はほろ苦い結果に。「負けず嫌い。中途半端にはやめたくない性格」。このままでは終われない。次の機会では必ずリベンジを果たしてみせる。
勝ったのはデットーリ騎手騎乗の
エネイブル、2着に
クロスオブスターズ、3着は
ユリシーズだった。