26日、中山競馬場で行われた7R・3歳500万下(芝1200m)は、藤田伸二騎手騎乗の2番人気スピンオフ(牡3、美浦・高松邦男厩舎)が道中好位追走から徐々に進出し、終始先頭に立っていた6番人気サチノスイーティーを直線半ばで捕らえ、1馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分09秒8(良)。さらに1.1/2馬身差の3着には3番人気ロードスウェアーが入った。
勝ったスピンオフは、父フィガロ、母は00年クイーンC(GIII)2着のラヴィエベル(その父Crafty Prospector)という血統。叔母に02年フラワーC(GIII)で3着に入り、JRA・5勝のレディーシップ(父Crafty Prospector)がいる。05年6月に北海道・米川昇厩舎からデビュー、3戦目で初勝利。中央に転厩後初戦となった福島2歳S(OP)で11番人気ながら2着に好走するも、以後は勝ちきれないレースが続き、前走の3歳500万下(芝1200m)では1番人気に支持されたものの5着に敗れていた。通算成績13戦2勝(地方5戦1勝)。現3歳世代が初年度産駒となる新種牡馬フィガロはこれがJRA初勝利となった。
中山6R・3歳500万下(ダート1200m)は、後藤浩輝騎手騎乗の6番人気サンデーフラッパー(牝3、美浦・高橋裕厩舎)が先手を奪うと、中団から追い上げた4番人気グーニーズに4馬身差をつけて逃げ切った。勝ちタイムは1分24秒4(良)。さらに3/4馬身差の3着には3番人気シルクプラチナムが入った。
勝ったサンデーフラッパーは、父サクラバクシンオー、母トーシンフラッパー(その父ツータイミング)という血統。04年北海道市場サマーセール1歳にて350万円で落札されていた。05年10月にデビューし、芝で2戦した後、前々走のダートで初勝利。前走の500万下は2着だった。通算成績5戦2勝。
阪神5R・3歳500万下(ダート1800m)は、和田竜二騎手騎乗の3番人気ツルマルスリー(牡3、栗東・石坂正厩舎)が好位追走から直線で抜け出し、2番人気ヒカリネオジュームに1.1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分57秒3(良)。さらに1/2馬身差の3着には1番人気のラピッドオレンジが入った。
勝ったツルマルスリーは、父アフリート、母はスリーソウツ(その父Halo)という血統。06年2月にデビュー。2戦目の初勝利に続き2連勝となった。通算成績3戦1勝。