サクラアンプルールなど、天皇賞(秋)厩舎情報/美浦トレセンニュース

2017年10月25日 22:00

精神面が成長、持っている能力を出せるようになってきたサクラアンプルール(撮影:佐々木祥恵)

 前走の札幌記念(GII)で重賞初勝利となったサクラアンプルール(牡6・美浦・金成貴史)。前走後は放牧には出ずに在厩で調整を重ねてきた。今朝の最終追い切りは、ウッドチップコースで2歳未勝利のサンクトゥスレーン(牡2)の内を追走して先着という内容だった。金成調教師のコメント。

「前走は函館記念(GIII・9着)を叩いて状態が上がっていましたので、持てる能力を発揮できたと思います。前走後は北海道から美浦に戻して、少し楽をさせながら在厩で秋の天皇賞を目標に調整をしてきました。ただ楽はさせましたが緩めずに来ましたし、レースから逆算して追い切りの本数を重ねてきました。大阪杯(GI・13着)に出走させた時は気分良くレースに臨めなかったようなので、今回は気分良くレースに臨めるように調整してきました。

 先週少し強めの追い切りをして、今週(10/25)はソフトな内容でやり過ぎないこの馬のパターンの追い切りをしましたが、予定通りにいきました。在厩で調整をしていると心身ともに良い張りを維持できますし、前走から2か月ほどあいていますが、良い雰囲気です。いろいろな方のご理解があって、じっくり時間をかけて調整できましたので、精神面が成長してきて持っている能力を出せるようになってきました。

 左回りの新潟で好走もしていますし、直線の長い東京が苦手というわけでもないので、コース替わりは心配していません。ジョッキーも3回目の騎乗になるので、馬の特徴を掴んでいるようですし、乗り方はジョッキーに任せます。道悪は少しはこなせるでしょうけど、晴れてほしいですね」

 ディサイファ(牡8・美浦・小島太)は、芝コースで最終追い切り。1600万条件のクワドループル(牡5)を追いかけ、最後は半馬身先着という内容だった。柴山雄一騎手のコメント。

「前走(オールカマー・GII・6着)はポンとゲートを出て2番手から競馬をしました。直線で交わされてからもよく頑張っていましたので、今回更に気持ちの面で変わってくるかもしれないですね。前走の追い切り時よりも、馬の気持ちが前向きで良くなっていますし、肉体面の衰えも感じません。渋った馬場の方が良いでしょう」

(取材・写真:佐々木祥恵)

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