昨年の秋華賞(写真)、今年のドバイターフとGI2勝のヴィブロスがエリザベス女王杯に出走
11/12(日)は東京・京都・福島の3場開催。天候は東京が晴れのち曇り、京都と福島が晴れ時々曇りの予報となっている。3場ともに良馬場で競馬が行われそうだ。
■豪華メンバーの最強女王決定戦
京都11Rはエリザベス女王杯(GI)。出走馬中4頭がGI馬、14頭が重賞勝ち馬と、豪華メンバーとなった。今春のドバイターフを制したヴィブロスや秋華賞馬ディアドラの他、R.ムーア騎手騎乗のルージュバック、7歳馬スマートレイアーらが女王の座を狙う。
■福島ではハンデ重賞、福島記念
福島11Rは福島記念(GIII)。昨年のマルターズアポジー、一昨年のヤマカツエースと、近年はその後の重賞戦線でも活躍する馬を輩出している。また、マサハヤドリームに騎乗の秋山真一郎騎手はJRA全10場重賞制覇がかかっている。
■東京メインにも好メンバーが揃う
東京11RはオーロC(OP)。4年連続でエリザベス女王杯当日に行われているオープン特別だ。スプリンターズSで0.7秒差のモンドキャンノ、休み明けの信越Sで3着のディバインコード、重賞2勝の実績があるロサギガンティアなどが出走する。
■ロサギガンティアとスターオブペルシャ、兄弟で連勝なるか
東京10Rの奥多摩Sにはスターオブペルシャ、11RのオーロCにはロサギガンティアと兄弟が続いて出走。両馬は馬主が社台レースホース、厩舎が藤沢和雄厩舎、鞍上もV.シュミノー騎手と全て同じ組み合わせ。兄弟での連勝となるか。
■シーザリオの娘・シーリアがデビュー
京都5Rの新馬戦でシーザリオの娘、シーリアがデビューする。母と兄2頭がGI馬という超良血で、馬名の意味は母同様にシェイクスピア作品の登場人物名。その他、アドマイヤラクティの弟ポートフィリップなどが初陣を迎える。
■東京5Rの新馬戦も注目馬多数
東京5Rの新馬戦ではオルフェーヴル産駒のウィキッドアイズがデビューする。母は米GI馬で、兄にホープフルSを制したハートレーがいる良血馬。鞍上はV.シュミノー騎手。他には、カワカミプリンセスの仔カズアピアーニ、ミライヘノツバサの妹ベストミライなどが出走する。
■藤田菜七子騎手が復帰
10月29日の新潟6Rでの斜行のため、デビュー初となる騎乗停止処分(開催4日間)を受けていた藤田菜七子騎手が復帰。本日は福島で5鞍に騎乗予定となっている。
■トゥザクラウン、マイルで3連勝なるか
京都8RのドンカスターC(1000万)にトゥザヴィクトリーの仔、トゥザクラウンが出走。ノド鳴りの手術から復帰して、初戦は敗退したものの、その後は距離をマイルに短縮して2連勝を飾っている。今回は鞍上にR.ムーア騎手を迎え3連勝を狙う。
■黄菊賞にタニノフランケルらが登場
京都9Rは黄菊賞(2歳500万)。2012年の勝ち馬キズナは後に日本ダービーを制した。今年はフランケル×ウオッカのタニノフランケル、新馬戦を単勝1倍台で完勝したブラゾンダムールらが出走する。
■アゼリの子・ロイカバードがダート初挑戦
京都10R、ダート1800mで行われる観月橋S(1600万)には、2013年のセレクトセールで2億5200万円(税込)で落札されたロイカバードが出走。同馬はダート初挑戦となるが、母のアゼリはアメリカのダートG1を11勝したチャンピオンホース。母から受け継いだダート適性が開花するか。
■金沢では重賞・北國王冠
金沢では16時20分(第10R)に2600mの長距離重賞・北國王冠が、今年から地方全国交流競走として行われる。2011年のジャングルスマイルとナムラダイキチの一騎打ち(ジャングルスマイルがクビ差勝利)、翌12年のナムラダイキチの一人旅などが印象深いレース。今年は昨年覇者のトニーポケット、南関東に遠征して重賞を勝ったこともあるグルームアイランドなどが出走する。