12月7日に有馬記念の2週前追い切りを行ったスワーヴリチャード(写真左手前、撮影:井内利彰)
前走アルゼンチン共和国杯は休み明け、初めての古馬との対決、過去最長距離など課題も多かった
スワーヴリチャード(栗東・庄野靖志厩舎)。そういったものをすべてクリアして、結果的には楽勝。レース後は早々に有馬記念(12月24日・中山芝2500m)を次走予定と発表し、ここまで順調に来ている。
今朝7日はレースに向けた2週前追い切り。CWコースに
ノーブルレゼル、
メイショウテムズとともに入場。3頭併せの最後方から追走するという内容だったが、向正面から少し前向きな印象を受けた。
それが4コーナーあたりになると、抑え切れないくらいの
スピード感になっていく。大外を回って、まずは真ん中にいた
メイショウテムズを追い抜き、あとは先頭を走っていた
ノーブルレゼルを追い抜くだけ。とはいっても、持ったままの手応えで楽々と交わしていく。当然のように最先着でゴールした。
時計は6F83.0〜5F65.8〜4F52.0〜3F38.3〜1F12.7秒。最後は流すような形だったので、ラスト1Fの数字は速くないが、現時点で終いしっかりやってしまうと完璧に仕上がってしまいそう。ここから先はレース当日に
ピークを持っていくために、いかに調整していくかということになりそうだ。
(取材・写真:井内利彰)