阪神Cに向けて1週前追い切りを行ったイスラボニータ(撮影:佐々木祥恵)
12月23日(土)の阪神C(GII・芝1400m)がラストランになる2014年の皐月賞馬イスラボニータ(牡6・美浦・栗田博憲)が、ウッドチップコースで1週前追い切りを消化した。追い切り後に栗田調教師に話を聞いた。
「先週の日曜日にも少しやって、今週(12/14)はウッドチップコースで、1000万条件の動く馬(テキスタイルアート)を大きく追走する形の追い切りでしたが、終いもしっかり脚を使っていてまずまず良い動きでした。前走(マイルCS・GI・5着)は不完全燃焼でしたので、レース後も元気が良くてすぐに乗り出すことができています。
このレースで引退ですが、2歳の6月に新馬勝ちして以来、6歳まで故障らしい故障もせずコンスタントに走ってくれて本当に偉い馬です。筋肉の柔らかさやジョイント部分のしなやかさが味方して、ここまで無事に走って来られました。
有終の美を飾れればそれにこしたことはないですが、他の馬たちもみな勝ちたいですし、競馬はいろいろなことがありますからね。ここまできたら、まず無事に走ってくれればと思います」
(取材・写真:佐々木祥恵)