松山騎手が跨ってきさらぎ賞の1週前追い切りを行ったカツジ(撮影:井内利彰)
京都芝1600m内回りの新馬戦を勝ち、京都芝1600m外回りのデイリー杯2歳Sは2着だったカツジ(栗東・池添兼雄厩舎)。前走からレース間隔はあいたが、12月上旬から坂路への馬場入りを再開し、追い切りは12月末から開始。今朝24日は次走予定のきさらぎ賞(2月4日・京都芝1800m)に向けた1週前追い切りを行っている。
朝一番のCWコースで松山弘平騎手が跨って、メイショウテンシャを追走する内容。前半は少し遅めのラップだったが、3コーナー手前あたりから少しラップを速めていく。少し緩急のつく流れだったが、それに対して折り合いを欠くようなところはない。
最後の直線も楽な手応えで前へ並びかけて、仕掛けられると一気の伸び。きっちり先着して、その時計は6F82.0〜5F66.5〜4F51.9〜3F37.9〜1F11.5秒。もともと素晴らしく動けるタイプだけに、全体の時計はこんなところだろう。それよりも強調すべきは終いの弾け方。この走りが出来れば、前走よりも下げた位置から一気に前を捕まえるような競馬も可能ではないだろうか。
(取材・文:井内利彰)