10番人気のキングハートが重賞初制覇(撮影:下野雄規)
3日、中山競馬場で行われたオーシャンS(4歳上・GIII・芝1200m)は、先団の後ろでレースを進めた北村宏司騎手騎乗の10番人気キングハート(牡5、美浦・星野忍厩舎)が、直線で脚を伸ばして前を捕らえ、さらに外から迫る2番人気ナックビーナス(牝5、美浦・杉浦宏昭厩舎)の追撃もアタマ差凌いで優勝した。勝ちタイムは1分8秒3(良)。
2着ナックビーナスから1/2馬身差の3着は、1番人気ダイメイフジ(牡4、栗東・森田直行厩舎)と6番人気ネロ(牡7、栗東・森秀行厩舎)の際どい争いとなったが、ダイメイフジに軍配が上がった。ハナ差でネロが4着。
なお、3番人気レーヌミノル(牝4、栗東・本田優厩舎)は6着に終わった。
勝ったキングハートは、父オレハマッテルゼ、母ラブハート、その父マイネルラヴという血統で、これが重賞初制覇。また、本馬はこの勝利で3月25日に中京競馬場で行われる高松宮記念の優先出走権を獲得した。
【勝ち馬プロフィール】
◆キングハート(牡5)
騎手:北村宏司
厩舎:美浦・星野忍
父:オレハマッテルゼ
母:ラブハート
母父:マイネルラヴ
馬主:増田陽一
生産者:奥山博
通算成績:24戦6勝(重賞1勝)