展開上は前&内有利、好位で運ぶ馬に分がありそうだが…
毎週欠かさず馬場に関する情報を収集し、自身の予想に反映させるというスポーツニッポンの“万哲”こと小田哲也記者が、“予想に役立つ馬場情報”を
コンセプトに、重賞が開催されるコースについて、当週の降水量・前日のレース結果等を踏まえた主観的意見から、よりライブな馬場状態を解説する。
【弥生賞(中山芝の傾向)】
土曜の芝は良馬場で終日開催。先週も触れた通り、2月に低温が続いた影響で洋芝の成長が遅く、3〜4コーナーと直線内寄りの回復が遅れている。芝が密に生え揃っている状況ではない。
レース傾向は、先週とほぼ似ている。土曜は好位組が活躍していた。土曜は芝のレースは4鞍施行。勝ち馬の最終4コーナーの位置は「4番手、1番手、7番手、4番手」。6R・3歳未勝利戦は2番人気
コスモレリアが逃げ切り、最終4コーナー2番手の
グランサムが2着流れ込み。先週の中山記念も同じパターンで、一見傷んで見える内寄りを走っても力があれば粘りは利く。
土曜メイン11R・オーシャンSでは前半3F33秒5で飛ばした6番人気
ネロが3着と鼻差の4着に粘った。逆に、9R・潮来特別(中山芝2500m)は対照的に差し馬が上位を独占。内と外の馬場差はさほど感じない。
弥生賞は逃げ馬不在でスローペースが予想される。展開上は前&内有利で好位で運びそうな
サンリヴァルや
ダノンプレミアムに分がありそう。ただ、展開無関係に差し込んで来そうな「大物」がいる気配も漂っていて…。