24連勝中のウィンクスに挑むアンビシャス(提供:Racing Victoria)
14日にオーストラリア・ランドウィック競馬場ではクイーンエリザベスS(G1・芝2000m・1着賞金234万豪ドル=約1.9億円)が行われる。
24連勝中の名牝・ウィンクス(牝6、豪・C.ウォーラー厩舎)は主戦のH.ボウマン騎手騎乗で大外10番枠、日本から豪州に移籍して3戦目となるアンビシャス(牡6、豪・A.フリードマン厩舎)はC.ウィリアムズ騎手騎乗で7番枠から出走する。アンビシャスは前走、3月31日のG1・タンクレッドS(芝2400m)で2着となっており、ここでも期待がかかる。
他には昨年のコックスプレート(G1・芝2040m)でウィンクスに半馬身差まで迫ったヒュミドール(セ5、豪・D.ウィアー厩舎)、G1複数勝利馬のゲーロショップ(セ7、豪・D.ウィアー厩舎)、前走のドンカスターマイル(G1・芝1600m)を勝利して連闘でここに臨むハッピークラッパーらが出走する。
ウィンクスは父ストリートクライ、母Vegas Showgirl、その父Al Akbarという血統。前走・ジョージライダーSの勝利で、アメリカのジョンヘンリーを抜き歴代単独最多の平地G1勝利記録(17勝)を樹立した。クイーンエリザベスSを勝利すれば、豪州の無敗の名牝ブラックキャビアが持つ25連勝と並ぶ連勝記録となる。
アンビシャスは父ディープインパクト、母カーニバルソング、その父エルコンドルパサーという血統。日本では栗東・音無秀孝厩舎の管理馬で、2016年の大阪杯(GII・芝2000m)優勝などの実績を残し、昨年9月23日にJRAの登録を抹消。豪州移籍初戦となったオーストラリアンC(G1・芝2000m)は9着と敗れていたが、タンクレッドSで一気に巻き返した。