前向きさを見せたインカンテーション(撮影:井内利彰)
昨年の
マーチS以降、東京大賞典の大敗以外は堅実な走りを見せている
インカンテーション(栗東・羽月友彦厩舎)。今朝21日はデビュー以来初めてのダート1400mとなるプロキオンS(7月8日・中京ダート1400m)に向けた2週前追い切りを行っている。
CWコースで半弟
サンティーニとの併せ馬。これはフェブラリーSの2週前追い切りと同じパターンだが、兄が先行する内容も同じ。ただ、当時と違うのは今回の方が行きっぷりがいい。かなり気持ちが乗った感じだが、折り合いを欠くというほどではない。
騎乗していた羽月友彦調教師が後ろとの差を気にしつつ、3コーナーから4コーナーを回ってきて、最後の直線。内から
サンティーニが並びかけてくるが、手応えは終始楽。時計は6F80.1〜5F65.3〜4F51.0〜3F37.6〜1F12.7秒と全体も後半も速い。
見た目としては、フェブラリーSの2週前よりも
スピード感があって動けている印象。初めての距離ということを考えれば、このくらいの前向きさはプラスに働くような気がするし、どんなレースを見せてくれるか楽しみなところ。
(取材・文:井内利彰)