現地時間29日、米・ハリウッドパーク競馬場で行われたシューメイカーBCマイルS(米G1・芝8f)は、C.ナカタニ騎手騎乗の6番人気アラゴーン Aragorn(牡4、米・N.ドライスデール厩舎)が道中は2番手を追走、4角で先頭に躍り出るとそのまま押し切り、2番人気チャーモ Charmoに1.3/4馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分32秒95(良)。さらにクビ差の3着には日本産のサンデーサイレンス産駒で、1番人気に支持されたサイレントネームが入った。
勝ったアラゴーンは父Giant's Causeway、母Onaga(その父Mr. Prospector)という血統の愛国産馬。04年6月に愛・J.オックス厩舎からデビュー。その後、英・D.ローダー厩舎に転厩し、初戦で勝利を飾った。その後は勝ち切れないレースが続き、アメリカ移籍初戦も2着と惜敗したが、続くオークツリーダービー(米G2)でハナ差の接戦を制し重賞初制覇。今年初戦のフランクE.キルローマイルH(米G1)、前走のサンフランシスコBCマイルS(米G2)共に2着と、近走は安定した成績を残していた。通算成績10戦3勝(重賞2勝)。