15日にフランスのドーヴィル競馬場で行われた3歳限定のギヨームドルナーノ賞(G2・芝2000m・7頭)は、先手を取ったO.マーフィー騎手騎乗の最低人気ナイトトゥビホールド(牡3、英・H.ダンロップ厩舎)が、直線で後続を突き放し逃げ切り優勝。稍重で勝ちタイムは2:06.10。
4馬身差の2着はP.ブドー騎手騎乗のパタスコイ(牡3、仏・X.トマドゥモールト厩舎)。仏ダービー馬でここでも人気に推されていたディープインパクト産駒、S.パスキエ騎手騎乗のスタディオブマン(牡3、仏・P.バリー厩舎)は、後方から追い込みパタスコイから2馬身差の3着だった。
勝ったナイトトゥビホールドは父Sea The Stars、母Angel of The Gwaun、その父Sadler's Wellsという血統で、半兄に2011年のダイヤモンドS(東京・GIII・芝3400m)を勝ったコスモメドウ(父King's Best)がいる。英愛ダービーでともに11着と精彩を欠いていたが、仏ダービー上位勢を破り、ここで重賞初制覇を遂げた。これで通算6戦3勝。
スタディオブマンは父ディープインパクト、母セカンドハピネス、その父Storm Catという血統で、日本で競走生活を送ったマンボネフューの半弟にあたる。母セカンドハピネスはG1・10勝の名牝ミエスクの娘で、大種牡馬キングマンボの妹でもある。これで通算5戦3勝、2着1回。本レースの後は、9月15日にアイルランドのレパーズタウン競馬場で行われる愛チャンピオンS(G1・芝2000m)を目指す予定。