父オウケンブルースリ(右)が制した菊花賞へ、オウケンムーンに注目(撮影:下野雄規)
9月17日に行われるセントライト記念(3歳・GII・芝2200m)はクラシック最後の一冠、菊花賞に向けたトライアルレース。春の実績馬とひと夏を越えた成長株が激突する。
人気の中心はデビュー3連勝中のレイエンダ(牡3、美浦・藤沢和雄厩舎)。17年ダービー馬レイデオロ(牡4、美浦・藤沢和雄厩舎)の全弟は昨夏の新馬戦を快勝後、膝の骨折で戦線離脱を余儀なくされた。それでも復帰後は同世代との夏木立賞(500万、東京・芝2000m)、年長馬初対戦の松前特別(1000万、函館・芝2000m)を連勝。POGでも人気を博した血統馬が、さすがの走りで秋に間に合った。前走後はノーザンファーム天栄を経由して、8月下旬に美浦に帰厩。「兄と同じで走るのが大好きな馬」と能力を評価するルメール騎手と、初の中山、初の2200mでどのような走りを見せるか。
本番を含めて記者が注目しているのはオウケンムーン(牡3、美浦・国枝栄厩舎)。2月の共同通信杯を制したオウケンブルースリ産駒は皐月賞(12着)、日本ダービー(15着)と春の大舞台では大敗が続いた。それでも、発馬が決まらず馬場の悪いインを“回ってきただけ”の皐月賞、完調にはひと息の状態だったダービーとそれぞれ敗因は明確だ。立て直して臨む秋の始動戦。ラスト一冠・菊花賞での父子制覇に向けて、その走りに注目したい。
発走は9月17日(月)15時45分。
現時点での想定馬は以下のとおり。
アイトーン
エストスペリオル
オウケンムーン
ギベオン
グレイル
コズミックフォース
ジェネラーレウーノ
ショウナンラーゼン
タニノフランケル
ダブルフラット
トラストケンシン
ブレステイキング
メイショウロセツ
レイエンダ
レイエスプランドル
※各馬とも出走予定の段階で、変更の可能性がございます。
(文・取材=報知新聞社・川上大志)
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