18日、金沢競馬場で行われた百万石賞(4歳上、ダート2300m、1着賞金400万円)は、加藤和義騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝180円)ビッグドン(牡6、金沢・服部健一厩舎)が道中中団追走から4角で先頭に立つと直線後続を突き放し、後方から追い込んだ2番人気テンリットルに3馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは2分31秒3(良)。さらに6馬身差の3着には8番人気グリーンジャンボが入った。
勝ったビッグドンは、父ブライアンズタイム、母はJRA・4勝のドラゴンリリー(その父イブンベイ)という血統。伯父に97年中日新聞杯(GIII)3着のマヤノポセイドンがいる。02年9月に栗東・中尾謙太郎厩舎からデビューし、8戦目で初勝利。JRAで6勝を挙げ、重賞初出走となった前々走の06年アンタレスS(GIII)5着を最後に現厩舎へ転厩。移籍後初戦の前走ダイヤモンド特別では圧倒的1番人気(単勝110円)に推されたものの、タクミシルバーの2着に敗れていた。通算成績38戦7勝(うち地方2戦1勝、重賞1勝)。