16日、新潟競馬場で行われた6R・2歳新馬(芝1400m)は、勝浦正樹騎手騎乗の5番人気メイクユーハッピー(牝2、美浦・高橋裕厩舎)が道中中団追走から直線で抜け出すと、外から差を詰めた3番人気ファストソニックを1.1/4馬身抑えて優勝した。勝ちタイムは1分23秒9(稍重)。さらに1.1/2馬身差の3着には2番人気プライドイズハートが入った。
勝ったメイクユーハッピーは、父が新種牡馬マンハッタンカフェ、母プリンセスキャロル(その父キャロルハウス)という血統。伯父に93年神戸新聞杯(GII)3着のキングファラオがいる。この勝利がマンハッタンカフェ産駒のJRA初勝利となった。なお、地方ではこれまで2頭が勝ち上がっている。
マンハッタンカフェは、父サンデーサイレンス、母サトルチェンジ(その父Law Society)という血統。01年菊花賞、有馬記念とGIを連勝し、02年の天皇賞・春(GI)も制して凱旋門賞(仏G1)に挑戦。しかしレース中に故障し(13着)、このレースを最後に現役を引退した。通算成績12戦6勝(うち海外1戦0勝、重賞3勝)。引退後は社台スタリオンステーションに供用され、初年度は211頭に種付けを行い、146頭が血統登録されている。