【ステイヤーズSプレイバック】アルバート2度目の勝利はクビ差の接戦(2016年)

2018年11月30日 16:00

2度目のステイヤーズSでは前年とは違い、クビ差の接戦をものにした(撮影:下野雄規)

 12月1日に中山競馬場で行われるステイヤーズステークス(3歳上・GII・芝3600m)。今年はアルバート(牡7、美浦・堀宣行厩舎)が4連覇を懸けて出走する。アルバートが制してきた過去3年のダイジェストを振り返る。

■アルバートが断然人気に応え連覇達成!

 2番ウインインスパイアがハナを切り、差がなく4番タマモベストプレイ、さらに9番マドリードカフェ、1番サムソンズプライドなどが続いて1周目の1コーナーへ。

 1コーナーを回って、ウインインスパイアのリードは1馬身。タマモベストプレイが単独2番手、3馬身開いてマドリードカフェ、さらに4馬身ほど離れてサムソンズプライドが続く。1馬身半差で7番ファタモルガーナ、1馬身差で13番カムフィー、半馬身差の内に11番マイネルメダリスト、さらにその内を3番アルバートが追走。直後に5番プレストウィックと10番プロモントーリオ、1馬身差で6番ジャングルクルーズ、その外に8番モンドインテロが続いて、一頭大きく離れた最後方が12番サイモントルナーレとなった。

 1000mの通過タイムは64.0秒。3-4コーナーを回って1周目のスタンド前へ。ここまでは大きな動きがなかったが、2周目に入ってサイモントルナーレが一気に上がってハナを奪う。しかしこれで脚を使いきってしまったようで、2周目3コーナーから早くもズルズルと後退。替わってタマモベストプレイが先頭に立つが、ここで一気にファタモルガーナが仕掛けてきて、同馬が前に出たところで最後の直線を迎える。アルバートも馬群を捌きながら3番手まで上がってきた。

 直線に入り、後続にリードをつけたファタモルガーナをアルバートが追う。タマモベストプレイは後退、外からはモンドインテロとプレストウィックが懸命に脚を伸ばしてきているが、前2頭を交わすまでの脚はない。ファタモルガーナとアルバートの一騎打ちとなった優勝争いは、最後にアルバートがファタモルガーナをクビ差捕らえて決着。5馬身差で圧勝した前年に続く本レースの連覇を達成した。2着ファタモルガーナから1.3/4馬身差の3着にはモンドインテロが入った。勝ちタイムは3分47秒4(良)。

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