持続力を活かした走りを見せたミッキーブラック(写真奥、撮影:井内利彰)
新馬、芙蓉Sは連勝したものの、前走京都2歳Sは4着だったミッキーブラック(栗東・音無秀孝厩舎)。ホープフルSではO.マーフィー騎手との初コンビになるため、今朝19日の1週前追い切りで感触を確かめている。
CWコース、2回目のハローが終了した時間帯にサンライズアキレスとの併せ馬。追走していたが、内からほぼ馬体を並べるような形だったので、差は1馬身あるかないか。鞍上は終始手綱を抑えていたので、少し行きたがるようなところがあったのかも知れない。それでも走りのリズムは崩れておらず、少しずつラップを速める形で4コーナーから直線へと向いていく。
最後の直線で一段ギアが上がったが、相手も同じようについてきたので、馬体はほぼ並んだまま。ゴールでは僅かに前へ出ていたようにも見えたが、決して派手さがある動きではなかった。
時計は6F82.9〜5F68.0〜4F53.2〜3F38.9〜1F12.8秒。数字も地味だが、動きとしてはこの馬の特徴である持続力を活かした走りだったように思える。この追い切りでジョッキーがどのような感触を得たのか、それによってレースでの位置取りなどが決まってくるのではないだろうか。
(取材・文:井内利彰)