京成杯を制したラストドラフト、母はディープインパクト産駒で桜花賞馬のマルセリーナ(撮影:下野雄規)
14日、中山競馬場で行われた京成杯(3歳・GIII・芝2000m)は、2番手でレースを進めたC.ルメール騎手騎乗の4番人気ラストドラフト(牡3、美浦・戸田博文厩舎)が、直線入り口で先頭に立ってゴールまで押し切り、3番手追走から食い下がった2番人気ランフォザローゼス(牡3、美浦・藤沢和雄厩舎)に1.1/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分1秒2(良)。
クビ差の3着には7番人気ヒンドゥタイムズ(牡3、栗東・斉藤崇史厩舎)が入り、1着ラストドラフト、2着ランフォザローゼス、3着ヒンドゥタイムズまでが「母父ディープインパクト」の馬という結果になった。父はそれぞれノヴェリスト、キングカメハメハ、ハービンジャーで、母は桜花賞馬マルセリーナ、エアグルーヴの娘ラストグルーヴ、JRA1勝のマハーバーラタという血統。
これまでも母の父としてのディープインパクトには菊花賞馬キセキ、重賞2勝のファンタジストなどがいたが、重賞で3着までを占めたのは初めて。昨年のブルードメアサイアー(母父)ランキングでディープインパクトは12位だったが、今年はまだまだ序盤戦ながら15日現在で父サンデーサイレンスに次ぐ2位。不動のリーディングサイアーが母の父としても今年は注目を集めそうだ。