9日に東京競馬場で行われるクイーンC(3歳・牝・GIII・芝1600m)について種牡馬別に検証していく(13年に3着同着アリ)。
過去10年で最多となる5回の馬券絡みはディープインパクト、3回でクロフネ、ダイワメジャーが続く。キングカメハメハ産駒は過去に5頭が出走して全て着外と、このレースとの相性はイマイチ。
ディープインパクト産駒は1-2-2-11。複勝率31.3%、複勝回収率84%とまずまずの成績。16年サプルマインドが2番人気15着、昨年はマウレアが1番人気5着と人気を裏切っている一方、昨年はフィニフティが5番人気2着、アルーシャが7番人気3着と人気薄で馬券に絡む好走をみせた。15年にはアンドリエッテが10番人気4着、メイショウメイゲツが11番人気5着と二桁人気で健闘している。今年はカレンブーケドール、マジックリアリズム、ミディオーサ(回避の予定)、レッドベルディエスと4頭のディープインパクト産駒が登録している。
クロフネ産駒は1-1-1-5。馬券に絡んだ3頭は、11年ホエールキャプチャ(2番人気1着)、16年ロッテンマイヤー(6番人気3着)、17年アエロリット(5番人気2着)で、全て人気以上の走りだった。このレースとの相性はかなり良い。今年はビーチサンバが登録、人気上位となりそうだ。
また、クロフネは母の父としても優秀。17年アドマイヤミヤビ(1番人気1着)、18年フィニフティ(5番人気2着)と2年続けて馬券絡みを果たしている。人気が予想されるクロノジェネシス(父バゴ、母の父クロフネ)にとっては心強いデータだ。なお、バゴ産駒自体は、13年にトロワボヌールが出走し7番人気5着だった。
ダイワメジャーは1-0-2-3で複勝回収率166%。12年エクセラントカーヴが6番人気3着、13年ジーニマジックが8番人気3着と激走を果たしている。前走の大敗で人気を落としそうなジョディーだが、血統的には巻き返しがあってもおかしくない。