3月3日に中山競馬場で行われる弥生賞(3歳・GII・芝2000m)を馬番別に検証していく。
最多となる6回の馬券絡みは4番。5回で3番が、4回で2番、10番が続く。(今年の出走は10頭なので)10番より内で1度も馬券に絡んでいないのは7番のみ。
2番、3番、4番に好走馬が固まっているのは上記のデータから明らかだが、内外の傾向を探る意味で、枠順で比較してみたい。
1〜4枠 3-5-9-28 複勝率37.8% 複勝回収率134%
5〜8枠 7-5-1-61 複勝率17.6% 複勝回収率40%
外枠勢が7勝12連対しているが、複勝回収率は40%止まり。人気馬は外枠を苦にすることなく上位に食いこむものの、穴馬の激走は見込みにくいという傾向が見て取れる。
8枠から過去10年で4頭の勝ち馬が出ているが、09年ロジユニヴァース(1番人気)、16年マカヒキ(2番人気)、17年カデナ(1番人気)、18年ダノンプレミアム(1番人気)と全て2番人気以内。5枠より外で5番人気以下での激走は、09年モエレエキスパート(5枠5番・7番人気3着)、13年カミノタサハラ(6枠8番・6番人気1着)、17年マイスタイル(7枠10番・8番人気2着)の3頭だけだった。
一方で1〜4枠は複勝回収率134%が示す通り、穴馬狙いに妙味あり。5番人気以下で9頭が馬券に絡んでおり、12年コスモオオゾラ(3枠5番・9番人気1着)、13年ミヤジタイガ(4枠4番・10番人気2着)、15年タガノエスプレッソ(2枠2番・10番人気3着)と大穴クラスも激走を果たしている。
少頭数が多いレースなのでそれほど枠順に神経質になる必要はなさそうだが、「穴なら内枠」は頭に入れておいて損はないだろう。