ストライドの大きなフットワークで走るケイデンスコール(写真奥、撮影:井内利彰)
休み明けだった朝日杯FSでは13着に敗れているケイデンスコール(栗東・安田隆行厩舎)。その後は放牧に出されて、2月20日にノーザンFしがらきから栗東へ帰厩。現在は毎日杯(3月23日・阪神芝1800m)に向けて調整を行っている。
今朝14日はCWコースで1週前追い切り。2回目のハローが終了した時間帯に、斎藤新騎手(レースは北村友一騎手が騎乗予定)が跨って、ライオネルカズマとの併せ馬だった。
6F標識の地点で1秒半ほど追いかけるような流れ。1Fごとに1秒ずつ加速していくような、軽快なラップだったが、ストライドの大きなフットワークで脚をしっかりとためながら走ることができている。このあたりは前走時の中間追い切りとは違っている。
その分、終いがしっかり伸びると思われたが、内から馬体を併せてもなかなか追い抜けない。ビシッと追われながら、首か頭先着という内容は少し物足りなくも思えるが、時計は6F81.5〜5F65.7〜4F51.1〜3F37.4〜1F11.5秒。この数字なら十分に動いたと判断した方がよい。
(取材・文:井内利彰)