現状では十分の動きを見せたマカヒキ(写真中央、撮影:井内利彰)
前走京都記念は3着だったマカヒキ(栗東・友道康夫厩舎)。札幌記念2着以降は栗東に滞在しての調整が続いているが、勝ち馬との着差は確実に詰まってきている。今朝14日は大阪杯(3月31日・阪神芝2000m)に向けた2週前追い切りを行っている。
藤岡康太騎手(レースでは岩田康誠騎手が騎乗予定)が跨って、CWコースでの3頭併せ。アドマイヤユラナスが先導して、そこから3馬身ほど離れた位置にマカヒキ。また3馬身離れたところにインヴィクタという隊列だった。
向正面で速くなった後に遅くなるラップの踏み方になったが、折り合いを欠いたり、スムーズさを欠いたりするようなことはない。手応えよく直線へ向くと、3頭は併走する感じになり、真ん中がマカヒキ。楽な手応えでゴールへ向かってくる。
大きく抜け出すことはなく、ほぼ同入のような形でフィニッシュ。時計は6F82.9〜5F67.4〜4F53.0〜3F38.4〜1F12.0秒と速く、これまで芝馬場やポリトラック馬場で時計を出していた時期を思えば、負荷がかなり強くなったところもある。
年齢的なことを考えても、ここから2週で劇的に変化することはないだろうが、これだけ動くことができれば現状では十分という解釈でよい気もする。
(取材・文:井内利彰)