【東京スプリント予想】 女性騎手による重賞初制覇は視界良好!? 藤田菜七子&コパノキッキングにデータは微笑むか?/地方競馬レース展望

2019年04月09日 18:32

日本競馬史上初の女性騎手による重賞制覇に挑む藤田菜七子&コパノキッキングのコンビ。写真=下野雄規【netkeiba.com】

 コパノキッキング&藤田菜七子騎手の参戦で、例年以上に注目を浴びる東京スプリント。待望の“女性騎手による初重賞制覇”なるか? その可能性について「日刊競馬」記者の吉川彰彦氏に、過去の傾向からデータ分析してもらった。過去10年の傾向から浮かび上がってきた、東京スプリントの攻略ポイントとは?


1.波乱含み
 人気面から見てみると、1番人気[5-2-2-1]は評価できるが、2番人気[0-2-0-8]がどうにも弱い。以下、3番人気[2-2-2-4]、4番人気[0-3-2-5]、5番人気[1-1-1-7]。仮に能力上位馬が圧倒しても、ヒモ荒れ傾向ということか。昨年は6→4→3人気の決着で、馬単11,570円、3連単は102,430円の高配当だった。

2.JRA優勢
 JRA勢が9勝、2着7回、3着6回と圧倒している。ラブミーチャン(2013年)、フジノウェーブ(2009年)優勝は正直、遠い話になった。ただ地方馬も、アルゴリズム(10人気3着)、キタサンミカヅキ(4人気2着)など善戦傾向にあり、こと馬券上では穴に一考したい。

3.年齢は広範囲
 最も成績がいいのは6歳馬の4勝、3着3回。次いで5歳馬の3勝、2着1回だが、年齢、臨戦過程は広範囲にわたり、4歳馬のスーニが優勝した年もあれば、昨年の8歳馬グレイスフルリープのように、高齢馬も活躍している。もうひとつ、少し意外な点としては、今回の大井が初コースの馬が過去10年中6頭も優勝しており、ここで新境地を開く傾向もある。

4.脚質は差しが優勢
 過去10年、のべ連対20頭の戦法は、逃げ=4、先行=3、差し=8、追込=5。前残りのイメージの強い大井千二のイメージとは相反し、差し、追込タイプの台頭が目立っている。2012年のスーニは4角7番手から直線一気。2013年ラブミーチャンも当時は待機策(4角3番手)を選択、結果を出した。以上のことから、瞬発力勝負に長けた馬に注目だ。
(文=「日刊競馬」記者・吉川彰彦)
 

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