現地時間22日午後、昨年のBCクラシック(米G1)を制したセイント
リアム Saint Liam(牡6)が、繋養先の米ケンタッキー州・レーンズエンド
ファームで移動中の事故により左後脛骨を粉砕骨折し、搬送された病院で安楽死処分が取られた。
 同馬は父Saint Ballado、母Quiet Dance(その父Quiet American)という血統の米国産馬。半弟に04年
ベイメドウズダービー(米G3)を制したコングレショナルオナー
 Congressionalhonor(父Forestry)がいる。03年2月にデビューし、04年ク
ラークH(米G2)で重賞初制覇。翌05年2月のドンH(米G1)で、後にドバイワールドC(首G1)を制したロージズインメイを破りG1初制覇を果たした。さらに
スティーヴンフォスターH(米G1)でG1・2勝目を挙げ、続くホイットニーH(米G1)ではクビ差の2着に惜敗したが、ウッドウォードS(米G1)を快勝すると、引退レースとなったBCクラシックも制し、05年度エクリプス賞年度代表馬、最優秀古牡・セン馬に輝いた。通算成績20戦9勝(G1・4勝)。引退後は種牡馬入りし、115頭に種付けを行った。