大阪杯4着後も栗東に在厩して、宝塚記念(6月23日・阪神芝2200m)に向けて調整を続けている。今朝6日はその2週前追い切りを坂路馬場でアドマイヤコーストと行っている。
角馬場での運動からCWコース半周のキャンターを経て移動。スタート地点では1馬身ほど後ろから追いかける形で、道中も後ろからしっかりとプレッシャーをかけていく。
残り300mほどの地点で前を交わしに行くと、脚の回転数が一気に上がって、スピードに乗っていく。あっさりと追い抜くと、最後は突き放して先着のゴールとなった。
時計は4F52.4〜3F38.1〜2F24.4〜1F12.1秒。数字だけでなく、見た目にパワフルな走りは今のボリュームある馬体のイメージにマッチする。2200mという距離は長く思える体型になってきたが、その分だけパワーがある現状。今なら前走時以上に終いの脚力が期待できるのではないだろうか。
(取材・文:井内利彰)