10日、中山競馬場で行われた京成杯オータムH(GIII・芝1600m)は、後藤浩輝騎手騎乗の10番人気
ステキシンスケクン(牡3、栗東・森秀行厩舎)が好スタートから先手を奪うとゴール前までしぶとく粘り、6番人気
カンファーベストの追撃をハナ差退けて優勝した。勝ちタイムは1分32秒0(良)。さらに1.3/4馬身差の3着には2番人気
マイネルスケルツィが入り、1番人気の
インセンティブガイは14着に敗れた。
勝った
ステキシンスケクンは、父Danzig、母Autumn Moon(その父Mr. Prospector)という血統の米国産馬。伯父に87年ブーゲンヴィリアH(米G2)を制し日本で種牡馬入りしたアカビール、90年ミドルパークS(英G1)を制したリシウス Lyciusがいる。04年キーンランドセプテンバーセールにて55万ドルで落札されていた。昨年12月のデビュー戦(中京、芝1200m)を制すとその後も堅実な走りを続け、4戦目となった今年のアーリントンC(GIII)で重賞初勝利。その後のGI戦線では大敗が続き、前走のアイビスサマーダッシュ(GIII)も12着に敗れていた。通算成績8戦3勝(重賞2勝)。
鞍上の後藤浩輝騎手は、
トップガンジョーで制した新潟記念(GIII)に続くJRA重賞制覇で今年3勝目(通算34勝)。管理する森秀行調教師は、スウィフトカレントで制した小倉記念(GIII)に続く今年のJRA重賞3勝目で、通算34勝目となった。