上昇曲線を描いているように思わせるマカヒキ(撮影:井内利彰、撮影日は6月11日)
宝塚記念(6月23日・阪神芝2200m)のファン投票では15位だったマカヒキ(栗東・友道康夫厩舎)。大阪杯4着後も栗東に在厩して調整を続けており、今朝12日はレースに向けた1週前追い切りを行っている。
角馬場から坂路馬場への移動はアンコールプリュ、アドマイヤコーストと一緒に。追い切りも3頭で行われているが、併せ馬ではなく、それぞれが単走で前後の距離を2秒以上あけるような状態だった。
さほどスピードが出ているようには見えないが、しっかりと速いラップを刻んでいく。最後も追われて速い時計でまとめてフィニッシュ。4F51.9〜3F37.7〜2F24.5〜1F12.1秒は先週よりも速い全体時計となった。
先々週まではトラック馬場で時計を出してきて、2週前、1週前は坂路で全体時計が速い上に、2F25秒切る負荷。在厩しているからこそできる、長いスパンでの調整で3歳時とは違った上昇曲線を描いているように思える。
(取材・文:井内利彰)