【宝塚記念予想】ラップの達人が教える帰国初戦馬の取捨方法! ポイントは「ノーザンファーム生産馬」/JRAレース展望

2019年06月21日 12:06

海外帰りの1頭でノーザンファーム生産のリスグラシュー。安定感はメンバーでも指折りだけに、ここでもチャンスは十分。(C)netkeiba.com

 道中のラップタイムの増減からコース適性を見極め、勝ち馬を導き出すラップ予想『ラップギア』。その第一人者である岡村信将氏が、今年の宝塚記念でカギを握る3頭の帰国初戦馬の見極め方法を伝授。いたって「シンプル」だという、その取捨選択のポイントとは?

【帰国初戦馬の取捨は生産牧場ですぐわかる!】

 海外帰り初戦の判定は簡単で、ノーザンファームの生産馬は割り引く必要なく、それ以外の馬は黙って消し。それだけでOKなんです。こういったデータひとつでもノウハウの蓄積、ノーザンファームの凄みが感じられますね。

■海外帰り初戦の成績(2001年以降)
ノーザンF
67戦15勝 勝率22% 単勝回収率88%
ノーザンF以外
191戦21勝 勝率11% 単勝回収率52%

 確かに、宝塚記念での海外帰り初戦馬は2007年のアドマイヤムーン以降、延べ16頭勝ち星がありませんが、そもそも人気になった馬が少なく、2012年2番人気2着のルーラーシップ、2013年1番人気3着のジェンティルドンナ、2016年1番人気2着のドゥラメンテなど、人気を集めた馬はそれなりに好走しています。

 この宝塚記念はラップ的にはかなり特殊なGIですので、上記3頭惜敗の原因は“海外帰り”とは別のところにあると考えています。“強い弱い”だけでは語ることのできない、ラップ適性の問題ですね。

 今年、宝塚記念に出走する海外帰り3頭はすべてノーザンファームの生産馬。そういった意味では、少なくとも海外帰りを理由に評価を下げるべき馬は存在しません。あとは能力とラップ適性の問題、そこは週末の予想本文で解き明かしていく所存です。
(文=岡村信将)


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