20日、船橋競馬場で行われた日本テレビ盃(交流GII・ダート1800m)は、武豊騎手騎乗の1番人気シーキングザダイヤ(牡5、栗東・森秀行厩舎)が3角付近から徐々に進出を開始し、追い上げた3番人気スターキングマンを3/4馬身差抑えて優勝した。勝ちタイムは1分51秒6(良)。さらに2馬身差の3着には2番人気レマーズガールが入った。
勝ったシーキングザダイヤは、父Storm Cat、母は98年モーリスドゲスト賞(仏G1)などを制したシーキングザパール(その父Seeking the Gold)という血統の米国産馬。03年12月のデビュー戦は5着に敗れたが、アーリントンC(GIII)、ニュージーランドT(GII)を含め、4連勝を達成。海外遠征にも積極的に挑戦し、ジュライC(英G1-12着)、モーリスドゲスト賞(仏G1-15着)に出走を果たす。帰国後はダートを中心に使われ、ダート初戦となったとちぎマロニエC(交流GIII)は3着に敗れたが、続く兵庫ゴールドT(交流GIII)で重賞3勝目を挙げる。近走はダートGIで4連続2着とあと一歩のレースが続いていた。今回の勝利で04年兵庫ゴールドT以来、1年9か月ぶりの勝利となった。通算成績21戦6勝(うち地方9戦2勝、重賞4勝)。